はてなブログ界隈では「ミニマリスト」を名のる人たちのグループが形成されているらしく、はてなブックマークを見ているとその関連記事が目につく。

「ミニマリスト」とは、所有する物を少なくしてすっきり暮らそうぜ、という主義で生きている人のことらしい。

昔は出家した人がしていたような生活スタイルを目指すということなのかな。

まあやりたければ勝手にやってもらっていっこうにかまわないのだけど(別に誰の迷惑にもならないし)、それをはてなブログで徒党を組んでアピールしているから、色々とリアクションを呼んでいるのだろう。

ブログを書くような人はこういう騒ぎに関与するのが好きだからね。

無論、私も含めてだけど。

そういう言葉ができる前に、ミニマリストだったことはある

私も一時期、清貧の思想にかぶれ、最低限しか物を買わない、なるべく所有しない、という生活を5年くらいしていたことがある。

最初のうちは身の回りがすっきりして気分がよいのだけど、時間がたつにつれ、だんだんと生活が単調でつまらなくなってくる。

物というのは人間に行動を促す力がある。

それを周囲から減らしてしまうと、人間の活動力は鈍るのである。

たとえば車があればちょっと出かけようかという気分になりやすいし、いいカメラを持っていればどこかに写真を取りに行こう、という気持ちになりやすい。

そういった「物」が手近にないと、淡々と家に居続けるだけの時間が多くなり、日々の生活が確実に色あせてくる。

ある時ふと宗旨替えをして、ばんばん欲しい物を買う生活に変更したところ、日常が楽しくなった。

適度な消費と物の所有は人生を楽しくする。

これは実際のところ真実だと思う。

ミニマリストに居着くと危ない

なるべく物を所有しない、買わない、という生活を人生の一時期においてやってみるのは経験としてはありだと思うのだけど「私はミニマリストであり、そういう自分から絶対に変わらない」というように居着いてしまうと危険だと思う。

ブログなどで自分にそういうキャラ付けをして、それに縛られるようになると、本当はもうミニマリストなんてやらないで、普通に消費を楽しむ生活をしたい、となった時に転換がしづらくなる。

「いや、別にブログでPV稼いで目立ちたいだけだから」という人たちはブームが去ればあっさりとそういうポジションを捨ててしまうだろうからいいのだけど、主義主張というのは真面目な人をその色一色に染め上げてしまうところがある。

自意識を永続的にミニマリストに縛り付けることにはならないよう、注意していた方がいいだろうなあ、とは思う。

 

ちなみにミニマリスト的な生活をしていた結果、その時期は周囲からはお金を持ってない人だと見られていたようである。

最近は逆にお金をそこそこ持っている人だと見られるようになっている。

実際のところ、稼いでいるお金はそこまで変わっていないのだけど。

そういう周囲の目にも気をつけて、ミニマリストの人たちはがんばってください。